先進事例集
2021年度試行実施施設
過年度アワードで受賞した20事例と同様の取り組みを行う施設を募集した結果、15施設の応募がありました。
2021年8月1日~2022年1月31日の6カ月間、受賞施設の支援(相談・助言等)を受けて試行に取り組みました。
参加した15施設から2施設の取り組み状況を紹介した動画、事例集を掲載しています。
同様の取り組みを行う際の参考資料としてご活用ください。
入院時看護業務の効率化
-入退院支援シートを作成してー
-入退院支援シートを作成してー
実施施設名
稲沢市民病院(愛知県)
(320床/看護職255名)
選択した取り組み
入退院支援の活動からつなぐ看護へ-外来でのスクリーニングを看護計画に直結させる-
(公立羽咋病院:2020年度 優秀賞【タスクシフト・多職種連携部門】受賞)
課題・背景
- 入院時帳票が12枚あり、入退院業務の繁忙により看護業務の負担が増加し、時間外業務が増加
試行実施時の工夫
- 一足飛びに、一元化した入院時帳票の電子化を行うと費用や期間もかかるので、まずはExcelを活用し帳票の集約化を実践
試行の成果
- ①入院時帳票を12枚から4枚まで削減
- ②患者一人あたりの入院対応にかかる時間を20分短縮(取り組み前と比較して30%の時間短縮)
取り組みの詳細
【 取り組み紹介動画 】
携帯型エコーを用いた
排泄ケアの可視化
排泄ケアの可視化
実施施設名
社会福祉法人髙陽会 訪問看護ステーション騏驎(和歌山県)
選択した取り組み
訪問看護におけるエコーによるアセスメント導入とICTを使った医師との連携
(公立羽咋病院:2020年度 最優秀賞受賞)
課題・背景
- 排泄ケアの際、直腸内に便が触れるかの確認や間欠的導尿による観察が必要となり、出血・感染のリスクが伴い、利用者のQOLの低下や看護師の精神的に負担につながっていた
試行実施時の工夫
- スタッフ1名がエコーに関する研修の上級者コースを受講することで、事業所内でのエコーの操作方法および観察方法の勉強会を効率的に行えるようにした
試行の成果
- ①観察アセスメントが以前より容易になった
- ②直腸内に便が触れるかの確認や間欠的導尿による観察が不要になった
- ③療養者に苦痛を与えるリスクが低下したことで看護師の精神的負担が軽減
取り組みの詳細
【 取り組み紹介動画 】